金属加工の中でも、MATSUMURAで扱う素材となるのは専門技術が求められる金属管(パイプ)です。パイプ内には蒸気やガス、油や水などが通り、用途により様々な材質・径や肉厚があり、お客様の用途に合わせた加工を材料調達から製品まで一手に引き受けます。強みは、パイプ先端(端末部)を圧力を加えてプレスし形成たり膨らませたりする「端末加工」の工程で使う機械が、ほぼ自社の開発・製造品であること。 パイプの径や出来上がりの形状にあわせて、転造ローラー・プレス式・ローリング式・ダイス回転式といった各種加工機を取り揃えてオーダーに応えます。
製品に合わせて自社製作した専用ベンダー、 様々な径のパイプに対応し連続的に曲げるNCベンダー、 より複雑かつ曲げ数の多いものを扱えるロボットベンダー、 それらの設備により、お客様の要求に合わせて自在にパイプを曲げる加工技術を有しています。 溶接、ろう付けにより、パイプや部品を組み立て、製品に仕上げます。投入口の大きいろう付け炉で、長モノの製品・曲がった形状の製品のろう付けも可能で、銅ろう付けが困難であろう箇所のある製品も、多様な形状にあう銅ろう材を用意し対応します。銅ろう付けされた部分は元の部材より強固に接合されます。
品質の良いパイプ加工製品を、お客様へ迅速に提供出来るよう、工場内に三次元測定機、 二次元高寸法測定機、投影機・粗さ測定機……等々、 各種計測・検査装置を完備。また目視外観検査、ジグによる形状確認は、「人」の眼により正確に。 加工から製品表面のめっき処理の状態確認に至る最終検査まで、製造課・品質保証課の連携による社内でのワンストップ管理でスピーディーに。多様な試作・量産にも応える“ものづくり”体制を整えています。